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かぶかはふしぎでうごいてる??? これまでの復習(第0回~第15回)

2023.02.14 (火)

アイザワ証券 投資顧問部

吉田 大路

かぶかはふしぎでうごいてる??? これまでの復習(第0回~第15回)

「かぶかはふしぎでうごいている???」では、第15回にわたって様々なことをお伝えしてきました。

この度は、節目ということで過去に掲載してきたことを纏めてみます。

これまでご愛読いただいてきた読者様には、ここまでの話を整理していただく意味として。

新しい読者様には、このようなことを書いていますという紹介として。

かなり端折っていますが、ポイントを外さない様に心掛けているので、目を通していただけると嬉しいです。

第0回~第3回

第0回 プロローグ「かぶかはふしぎでうごいてる???」

このコラムを連載するにあたり、筆者の思いを書いたものです。

株価の動きを理解するためには「投資理論」を知り「適用例」を検討してゆくことで理解が深まってゆくことを書きました。そして、理解を深めるために自分なりの仮説をたて、その確認を行うこと。俗にいう「PDSサイクル」のような行動が有益ではないかと提案しました。

第0回の記事はこちら。 

第1回 投資環境が悪いのに株価が上昇している・・・

株価は先のことを予測して動くため、現在の状況を反映するものではないことを紹介しました。

「織り込み済み」という言葉は都合よく使われることも多いですが、将来の生じる可能性に対して株価が動いていることを書きました。

第1回の記事はこちら。 

第2回 株式市場はインフレがお嫌い?

インフレが株式市場に及ぼす影響や必ずしもインフレは株式市場に悪影響を及ぼすものではないことを記載しました。

筆者は社会人になってからはインフレを実体験したことがありません。同じような方は多いと思います。経験のないことに対しては不安を感じてしまいますが、基本的な考え方を知識として保有することで対応力が上がると考えています。

第2回の記事はこちら

第3回 会社と株価をつなぐもの

会社の良し悪しを利益で考えて、その利益に対してどのぐらいの株価が適正なのかを考えることを紹介しました。

代表的なものとしてPERを中心に書きました。良い会社なのに株価が上昇するとは限らないことがあるのは、皆がその会社が良いことを知っていて、生み出す利益に対して割高になっている場合(PERの水準が高い)が多いことも紹介しました。

第3回の記事はこちら

第4回~第10回

第4回~第6回 企業について考える

4回から第6回は企業分析について記載しました。「成長性」「収益性」「安定性」という会社を見る代表的な視点を紹介しました。

「成長性」では成長企業にも色々な種類があることを記載しました。「収益性」では代表的な利益率として営業利益率とROEを取り上げました。「安定性」では財務面と収益面での安定性を紹介しました。調べる対象企業を、この3つの観点を利用して、どの様な特徴がある企業なのかを検討することは有益であることを記載しました。

第4回の記事はこちら

第5回の記事はこちら

第6回の記事はこちら

第7回 投資成果と投資戦略

ご自分の投資成果を測るためにリターンを計算する方法を紹介しました。

加えて、投資戦略としての長期投資の考え方を記載しました。投資に” 絶対 ”はありませんが、マイナスのリターンは最大でも100%ですが、プラスのリターンは無限大です。ここに長期投資のヒントがあります。

第7回の記事はこちら

第8回 マーケットを自分なりに理解する

相場を理解する方法として、①自分が主役だと仮定し、どの様な行動をとるか考えてみる。②一般に紹介されている分散投資の効果とは異なる分散投資の考え方、を紹介しました。②については、ご自分の収入元(勤務している企業)と、投資の収入元(他社)を分けることで分散効果が生じることを紹介しました。

第8回の記事はこちら

第9回 織り込んでいるから大丈夫?

1回でも取り上げた「織り込み済み」について掘り下げました。

理解するためのヒントとして3つ取り上げましたが、結論的にはどれぐらい織り込まれているのかを正確に推測することは困難です。ただ、この概念を理解しておくことは株価を理解するためには重要です。

第9回の記事はこちら

第10回 高成長銘柄への投資と物色動向

株式投資の王道である成長企業への投資について確認ポイントをいくつか紹介しました。

高成長銘柄についても「織り込み済み」の考え方は大切です。市場参加者の大半が理解している高成長銘柄はそれなりの株価になっていることが多いです。その銘柄に投資して収益を得ることも可能ですが、少なくとも高成長銘柄を発掘したことにはなりません。

第10回の記事はこちら

第11回~第15回

第11回~第12回 チャートについて考える

前編では、①チャートを描く期間を複数変化させてみること。②チャートには順張り型と逆張り型の2種類があること。③チャートを学びだすと必ず出てくる「だまし」について解説しました。

後編では、「トレンド」「他の指標と併用すること」「過去の動きから推測すること」などを紹介しました。

前編は基礎編で、後編は実戦編です。

チャートの動きだけで判断するのではなく、他の材料も加味して判断すると勝率が高まるのではないだろうか、との提案です。また、チャートは過去の動きが再現することが前提とされています。しかし、現在の状況が比較する局面と同じような環境下にあるのかを検討することは大切です。

第11回の記事はこちら

第12回の記事はこちら

第13回 投資用語解説一挙5本立て

まず、マーケット解説でよくみられる「期待」について書きました。投資方針を考えるときのツールとしては有効ですが、そもそも「期待」であることを忘れずに、とオチを付けました。

リスクについてはリスクの方がリターンよりも信憑性が高いことについて書きました。3本目から5本目についてはインカムゲイン(配当や利子)の重要性について、話題を変えながら書きました。

第13回の記事はこちら

第14回 相対的に見てみる

マーケット解説には「割高」「割安」という言葉が使われます。これは、何かと比較して「割と高め」とか「割と安め」であること示しています。それを考慮すれば、マーケット分析をするときには、何かと何かを比較することが有益であることが感じられると思います。それを分析するツールとしてレシオケーターというグラフについて解説しました。

第14回の記事はこちら

第15回 相場サイクルについて考えてみる

金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績相場→金融相場・・・と、金融面と業績(景気)面から、相場のサイクルを検討する方法を紹介しました。サイクルと同様に重要な視点であるトレンドについても解説しました。

教科書的には、トレンド(長期)の中にサイクル(中期)が存在すると考えるため、マーケットの動きについても大きなトレンドがどちらを向いているのか、そのトレンド中にある中期的なタイミングを考えるためにサイクルを利用するのが一般的な考え方です。

第15回の記事はこちら

執筆後記

今回はこれまで紹介した記事の総集編のような感じでまとめてみました。ネタが思いつかなかったので総集編でごまかしたわけではありません(実は、少しあります)。

ここまで書いてきた通り、マーケットの考え方は様々なものが存在します。

すべてを使いこなすことは困難ですし、あまり多くのことを詰め込むと逆に混乱してしまいます。皆様が納得できるものから順に取り組んでください。そして習熟度が上がれば、次の考え方にも挑戦してみてください。取捨選択してゆくことで、ご自分の運用スタイルが出来てくると思います。

次回のネタは新しいものを考えておくので、今回に懲りずにまた読んでいただければ励みになります。おおよそ月に一度の発行スケジュールなので、次回もよろしくお願いします。

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ライター

吉田 大路

アイザワ証券 投資顧問部

吉田 大路

2015年アイザワ証券入社。現在は投資顧問部運用課に所属。当社入社以前は証券系投資信託、生保系投資顧問、信託銀行などで約30年間、資産運用業務を行ってきた。基本的にブログやSNSはやらないので、今回の業務に伴う書き込みが初めての体験。

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