
資産運用ってどうやるの?代表的な資産運用方法8選を解説!!
2024.09.06 (金)




昨今の物価高からご自身の資産を守るために資産運用を始める方が多くなってきましたが、資産運用と一概にいってもその方法は様々です。
「資産運用を始めてみたいけど、どうしたらいいかわからない…」「投資ってギャンブルみたいで怖い…」そんなあなたに資産運用のプロが代表的な資産運用方法8つを解説します!
何のために資産運用をするのか?運用目的と投資の3大原則!
あなたの運用目的は?
投資を始める際に最初に決めることは「何のために資産運用をするのか」です。「物価上昇率に負けないように年○%で運用したい」「子供の学費資金として10年後までに○万円に準備しておきたい」など、資産運用をする目的は十人十色です。資産運用の目的によって運用期間や商品、投資方法などが変わってきますので、まずはご自身の運用目的(ゴール)が何なのかを明確にしてみましょう。
おさえておきたい!「投資の3大原則」
資産運用には①分散、②長期、③積立、という「投資の3大原則」があります。運用の際にこの3つを実践することで、リスクを抑えながら安定した運用を行うことができると言われていますので、こちらもおさえておきましょう。
代表的な資産運用方法8選
運用目的が決まり「投資の3大原則」をおさえたら、いよいよ代表的な8つの運用方法の紹介です。下の表では各運用方法の「特徴」と「メリット・デメリット」「各商品におすすめの方」をまとめています。ご自身の運用目的に合う方法、商品はどれになるのか考えながら見てみましょう。


株式
1つ目の株式は株式市場に上場している銘柄の株式を購入する方法です。短期~長期で運用できるため、短期間で大きな利益を狙ったり、銘柄によっては長期で株主優待や配当金を受け取ったりできるなど柔軟な運用が可能です。しかし、短期間で大きく下落することや企業が倒産した場合は投資元本の全てを失う可能性があるなどリスクが高い傾向にあるため、株式市場の知識があり、ご自身で投資判断ができる方におすすめの運用方法です。
投資信託
2つ目の投資信託は中期~長期で様々な金融商品に分散投資する方法です。投資のプロに運用を任せられることに加え、複数銘柄への投資によりリスクが逓減されているため、投資初心者や平日の株式相場に目を向けられない現役世代の方におすすめの運用方法です。一方で、ランニングコストとして信託報酬がかかることや商品によっては買付手数料等が他商品と比較して高い傾向にあるということには注意が必要です。
債券
3つ目の債券は、国や企業が発行する債券を購入し、長期運用の間、定期的に利息を得る方法です。満期償還日には元本と利息が償還されることや、株式投資と比べて比較的リスクが低いとされていますが、満期前に売却すると損失を被る可能性があることや、株式投資ほど大きな利益は期待できないため、ローリスクローリターンの長期運用を望む方におすすめの運用方法です。
貯蓄型生命保険
4つ目の貯蓄型生命保険は、長期で万が一の保障を備えながら、将来の蓄えとして貯蓄する方法です。生命保険料控除による税制メリットがあり、解約時期によっては支払保険料を上回る解約返戻金を受け取れる可能性がありますが、中途解約の時期によって損失を被る可能性があることや、掛け捨ての生命保険より保険料が高い点に注意が必要です。税制メリットを上手く活用して運用したい方におすすめの商品です。
円貨預金
5つ目の円貨預金は、長期間銀行に円貨を預けることで利息を受け取る方法です。好きな時に引き出しができることや、元本割れのリスクがほとんどなく預けている機関が倒産しても元金1,000万円とその利息が保証されますが、高い利益は期待できないため、安全性を重視し安定した利息収入を望む方へおすすめの商品です。
外貨預金
6つ目の外貨預金は、長期間銀行に外貨を預けることで利息を受け取る方法です。円貨預金よりも金利が高ければより多くの利息が受け取れることに加え、為替差益を得られる可能性がありますが、為替交換時には手数料が発生したり為替差損を被るリスクもあります。複数の通貨で資産を分散させたい方におすすめの商品です。
金
7つ目の金は、金貨や金塊、純金積立などで金を中期~長期で保有する方法です。金は景気の影響を受けにくく、信用性が高いため、株式と比較すると安全性と信頼性に優れています。また、様々な投資手法があり、投資家のニーズに応じて選択肢が広がる一方で、金を現物で保有する場合、盗難のリスクや他の投資手段と比較して収益性が低い場合があります。さらには、金の価格や為替の変動により損失を被る可能性もあります。多様な投資手法を活用したい人におすすめの商品です。
不動産投資
8つ目の不動産投資は、建物やその一室を保有し、テナント料や家賃を収入源とする方法や、不動産投資信託(REIT)を保有する方法があります。毎月の家賃収入を得ることや、相続税の税制メリットを受けられる可能性もあります。一方で、空室が続くと収入が減少する空室リスクや、災害が発生した場合には建物の修繕費用がかかる災害リスクが伴います。毎月の収入や相続税の税制メリットを活用したい方におすすめの商品です。
ご自身の運用目的に合う商品は見つかりましたか?今回は代表的な運用方法8つをご紹介しましたが、ほかにも様々な運用方法があります。しかし、資産運用をする際に一番重要なことはご自身の目的に合った商品を見つけることです。
「表を見ても自分に合う商品がわからない…」そんなあなたにおすすめの商品を3つご紹介します!
投資初心者におすすめの商品2選
1つ目にご紹介するのは「株式投資」です。
日本株式には、「株主優待制度」を取り入れている企業が多く、この制度は外国企業にはありません。そんな日本独自の「株主優待制度」を活用して、普段の生活の中で、食事や娯楽等をお得に過ごしている方も多いのではないでしょうか。スーパーマーケットから有名ブランドまで企業によって優待内容は様々ですので、ご自身のお好きな企業の優待制度をぜひ活用してみましょう。ただし、優待制度を設けていない企業もありますので、投資をする前に確認をしておく必要があります。
2つ目は「投資信託」です。
「投資信託」の特徴は、複数銘柄へ投資を行っているためリスクが”分散”されており、”長期”での投資を目的とした商品であることに加えて、少額から投資ができるため月々の積立も可能という点です。前述の「投資の3大原則」の全ての要素が盛り込まれているため、投資初心者の方におすすめできる商品です。「投資信託」の中には買付手数料がかからないものや、毎月分配金がもらえるもの、SDGs、半導体、医薬品などテーマに沿った商品もありますので、皆さんが”応援したい”と思うような企業やテーマに投資してみるのも良いかもしれません。
まとめ
今回、運用方法とおすすめ商品について紹介しましたがいかがでしたか?何かを始める際には”目的”と”手段”を決めますが、それは資産運用でも同じことです。前述の8つの運用方法の他にも多くの運用方法がありますので、ご自身の目的にぴったりの運用方法を見つけてみてください。この記事が、これから資産運用を始める皆さんにとって少しでもお力になれれば嬉しいです。
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