以新伝心 金利上昇局面で狙いたい ゆうちょ銀行、笠間社長に突撃インタビュー
2026.01.21 (水)
当記事は毎月、アイザワ証券投資情報サイトに掲載しているアイザワ・グローバルマンスリーより抜粋しております。
今回は、2026 年の有望株として、日銀の利上げによって株価上昇期待が高い銀行株から、ゆうちょ銀行の笠間社⾧にインタビューを行った。なぜゆうちょ銀行なのか?答えは簡単だ。総資産232 兆円を誇るゆうちょ銀行の主な収益は、国債を中心とした債券運用である。つまり、金利上昇はダイレクトに業績改善につながるイメージとなる。このゆうちょ銀行を率いるのは、外資系金融機関のゴールドマン・サックスなどを経て2015 年にゆうちょ銀行にジョインした笠間社⾧だが、年齢はまだ52 歳と若い。ゆうちょ銀行は運用が収益の柱で、運用部の中心メンバーは、国内外のトップクラスの金融機関からプロフェッショナルが集まっており、実力重視の組織作りが行われている。インタビューを通じて私が抱いていた地味で官僚的なイメージは覆り、今後が楽しみな印象に変わった。
笠間社⾧、企業キャラクター「はりちょ」と
金利の上昇で運用環境は様変わり
笠間社⾧:低金利時代は国内に魅力的な投資先が乏しく、かなり苦労しました。オペレーションを徹底的に見直し、合理化や海外投資などを積極的にすすめました。足元における、国内金利の上昇による運用環境の好転については、楽しみでしかないです。
聞いてびっくり、運用はプロ集団
ゆうちょ銀行と聞くと、多くの方が年功序列で官僚的な組織をイメージすると思いますが、実際は全然違いますね。収益の屋台骨である市場部門の担当執行役は元外資系証券出身、市場部門内の9つの部門⾧のうち、8部門が外部の金融機関の出身者です(2025年10月現在)。良い意味で、イメージとギャップがあり、官僚的な銀行というよりはベンチャー企業のような勢いを感じます。
笠間社⾧:私自身は、セルサイド(証券会社)の外資系証券会社やバイサイド(運用会社)のヘッジファンドを体験し、ゆうちょ銀行に転職しました。入社のタイミングは偶然にも上場月だったのですが、ゆうちょ銀行が官から民へと大きく変わったように、企業体質はドラスチックに変貌しています。執行役のなかには外資系証券出身の帰国子女、夢を英語でみるようなものもいるのですが、優秀な人材は外部からでも積極的に重要ポストに登用して組織の活性化を図っています。
巨額の資金が動くのはこれから。目指すは世界有数のマーケッ トプレーヤー
笠間社⾧:将来の目指す姿はグローバルで認知されている欧米の大手運用会社です。最近は海外の機関投資家の方からも声をかけて頂くことも増えたのですが、中⾧期のビジョンとしては、外部資金の運用受託にも力を入れていきたいですね。
出所:アイザワ証券撮影、右は筆者
「以新伝心」は、新しい出来事に着目し、心に伝えることをコンセプトにしたコラムです。投資の推奨を目的としたものではありません。
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。


