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以新伝心 ジャパンモビリティーショー2025

2025.12.22 (月)

アイザワ証券

市場情報部

以新伝心 ジャパンモビリティーショー2025

当記事は毎月、アイザワ証券投資情報サイトに掲載しているアイザワ・グローバルマンスリーより抜粋しております。

ジャパンモビリティーショー2025

10 月30 日から11 月9 日にかけて、東京ビッグサイトでジャパンモビリティーショーが開催された。ジャパンモビリティーショーとは、かつての東京モーターショーのことで、2023 年から毎年一般向けのショーイヤーとビジネス向けの展示会が交互に開催されていて、今年はショーイヤーとなる。開催されてから1 週間後の平日に訪れたが、入場ゲートには常に人が並んでいる状態で、多数の来場者がショーに関心を寄せていることがうかがえる。国産の各完成車メーカーは全社出展していて、海外からはメルセデスベンツ、BMW(MINI)の欧州勢とヒュンダイ、BYDのアジア勢も大きなブースで出展していた。

混雑しているゲート前

中でも目を引いたのはトヨタが高級車「センチュリー」を「レクサス」のように別ブランドとしてブースを出していたことだ。「センチュリー」といえば企業のオーナーが運転手付きで乗る高級車というイメージだが、カラフルな内外装で車種はSUV まで設定されており、スタイリッシュなドライバーズカーとしてリコメンドされていた。ロールスロイスやベントレーなどの海外高級車ブランドとも渡り合っていけるデザインであった。その他の車種も含めてトヨタのブースは国内トップメーカーとして一際大きな存在感を示した。

センチュリーSUV

国産メーカーでほかに目立っていたのは日産だ。経営が思わしくない同社だが、トヨタに負けないくらいの大きな展示スペースを取り、新型「エクストレイル」や「エルグランド」等、社運をかけた新型車を展示して経営再建への意気込みが感じられた。その他ホンダはホンダジェットとロケットを展示して航空宇宙産業への展開を紹介していた。

発売予定のランドクルーザーFJ

一方、アジア勢のBYD のブースでは日本向けの軽規格の新型車「ラッコ」が展示されたが、これを開発したのは元日産エンジニアの田川氏だそうだ。軽自動車を海外メーカーが開発したのはBYD が初めてで、日本人が開発した商品らしく日本で人気が出そうなデザインである。最近米国で小回りが利くので日本の軽トラが人気ということだが、今後日本以外の地域でも軽自動車に対するニーズが広がるかもしれない。トランプ関税で自動車株に対する慎重な見方が根強い中、全体的に出展メーカーの底力を感じさせてくれるモビリティーショーであった。

※写真はすべて筆者撮影

「以新伝心」は、新しい出来事に着目し、心に伝えることをコンセプトにしたコラムです。投資の推奨を目的としたものではありません。

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