ゼロから学べるアイザワ投資大学

記事検索

アジア株

アジア株週間トピックス 2023年1月20日号

2023.01.20 (金)

アジア株週間トピックス 2023年1月20日号

ベトナムのフック国家主席が辞任

ベトナムのフック国家主席は引責辞任か?

2023年1月17日、ベトナムで共産党中央委員会が開催され、主要4閣僚の一人であるエン・スアン・フック国家主席の辞任が発表されました。ここ数年、汚職事件による政府高官の逮捕などが相次いでおり、フック主席はその責任を取らされたと思われます。発表直後は、今回の辞任の影響はあまりないのでは、と思っていましたが、影響は皆無ではなさそうです。

懸念される二つのポイント

特に懸念されるのが、権力集中による弊害です。

一昨年の共産党大会ではグエン・フー・チョン氏の党書記⾧留任が発表されました。ベトナムでは異例となる三期目入りの人事として、話題となりましたが、今回のフック主席の辞任によって、チョン書記⾧への権力集中が一段と進むと予想されます。中国の習近平氏と同じく、権力が集中しすぎることによる弊害が出てくる可能性があり、リスクのひとつといえます。

そしてもうひとつの懸念は、政権内の派閥争い激化によって政策の不透明感が高まることです。

これまで通りに海外からの投資を呼び込んでいくためには、政権、政策の安定が重要となり、ベトナムが安定成⾧を目指していくうえでの前提条件です。政策の進捗、人事をめぐる動きにはこれまで以上に注意をしておく必要がありそうです。

2023年9月の日越外交関係樹立50周年に向けて

イベント効果で両国間の交流の拡大が期待される

2023年9月には、日本とベトナムの間で日越外交関係樹立50周年を迎えます。現在、ベトナム各地では物産展や観光PRイベントが開催されています。今後は9月が近づくにつれて、両国間の関係強化に向けた機運が高まってくると思われます。イベント効果によって、観光、空運、工業団地などの産業、関連企業に対する需要が伸びてくるとみています。

ご留意事項

金融商品等の取引に関するリスクおよび留意点等

お客様にご負担いただく手数料について

免責事項

本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。

ライター

明松 真一郎

市場情報部

明松 真一郎

1990年平岡証券(現アイザワ証券)に入社。加古川支店でのリテール営業を務めた後、ディーリング部、営業本部、生駒支店でのバックアップ部門などを経験。2005年に証券アナリスト資格取得したことを機に、市場情報部(当時投資リサーチセンター)に異動。アセアン株を中心としたアジア株の調査、分析を行なっている。

合わせて読みたい

このカテゴリの他の記事

アジア株 アジア株式市場の見通し 2022年11月

アジア株式市場の見通し 2022年11月

2022.11.01 (火)

アジア株 アジア株週間トピックス 2022年4月27日号

アジア株週間トピックス 2022年4月27日号

2022.04.28 (木)

アジア株 アイザワ ほっと マーケットアジア Asia Market Strategy 2022年3月

アイザワ ほっと マーケットアジア Asia Market Strategy 2022年3月

2022.03.20 (日)

アジア株 アイザワ ほっと マーケットアジア Asia Market Strategy 2021年11月

アイザワ ほっと マーケットアジア Asia Market Strategy 2021年11月

2021.11.29 (月)

人気記事

アイザワ証券公式SNSアカウント