以新伝心 ロボット業界の最新状況
2026.02.26 (木)
当記事は毎月、アイザワ証券投資情報サイトに掲載しているアイザワ・グローバルマンスリーより抜粋しております。
フィジカルAI の認知度向上に伴って、ロボット業界への注目が高まっている。アイザワ証券では昨年にいくつかのロボット展示会、イベントに参加して取材を行っており、今回はロボット業界の最新状況についてレポートしたい。ロボット業界は大きく産業用ロボットとそれ以外(2足歩行の人型ロボット、4 足歩行のロボット、車輪式ロボットなど)に区別できる。今まで実務で活躍しているのは産業用ロボットで、それ以外はまだ先といった具合であった。ロボットの歴史を振り返ると、当初は工場で大量生産することを目的に開発された産業用ロボットが普及した。そして、ロボットは近づくと危険であったことから、基本的に人から離れた専用エリアで稼働していた。それが、技術進歩によって、人と協業する協業ロボットが出てきた。そして、新たな波として昨年あたりから頭角を現してきたのが、生成AI を搭載したロボットである。
人型ロボットと4足歩行ロボット
普及段階に入ってきた人型ロボット
昨年あたりから、ロボット関連のイベントにいくと2足歩行の人型ロボット、4足歩行のロボットをよく見かけるようになった。動きは既に人間の子供、犬の動きに近づいているとの印象を抱いていたが、昨年末に開催された2025国際ロボット展でみかけたボクシングの試合をするロボットの動きは非常に滑らかなもので、ボクシンググローブを外して側転をするパフォーマンスもみせてくれるなど、衝撃を受けた。
ボクシングの試合をする人型ロボット
SFの世界が現実に、巨大市場の誕生が予想される
かつて、日本はロボット大国ともいわれた時代があったが、最近注目を集めている人型ロボット、4足歩行ロボットは米国、中国など海外勢のものが多く、日本勢は出遅れ感が強い。更なる生成AIの発展によって、ロボットが短期間のうちに目覚しい進化を遂げることは想像に難しくないだろう。かつてはSF世界の話であった人とロボットが共存する社会の到来は、決して遠い未来の話ではなく、いつ実現されるかといった具合である。巨大な市場が誕生することが予想されるロボット業界への注目は高まるといえよう。
車を軽々扱うファナックのロボット
文中写真は2025国際ロボット展とセミコンジャパン2025にてアイザワ証券撮影したものです。
「以新伝心」は、新しい出来事に着目し、心に伝えることをコンセプトにしたコラムです。投資の推奨を目的としたものではありません。
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。


