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株式投資の情報はどうやって集める?

2022.05.31 (火)

アイザワ証券 ファイナンシャルサポート部

石神 満也

株式投資の情報はどうやって集める?

前回の講義では時事ネタから集める投資のヒントとして「テーマ株」について解説しましたが、そもそも投資をするにあたって、「どの分野に投資をするのか」という情報をどこで仕入れればよいのでしょうか。

また、「その中で何にいくら投資をするのか」、「いつ買って、いつまで保有するのか、あるいは売るのか」などの判断をすることになります。このような判断をするためには投資情報が必要です。

しかし様々な情報が溢れる昨今、中には間違った情報や噂を事実のように語るものなどもあります。そうした情報に惑わされず、自分で納得のいく投資をしていくために今回は投資情報の集め方について解説します。

ポイントは「広く情報収集を行い、その中で気になるものを深掘りすること」です。

広く情報収集をする

一口に投資情報といっても、銘柄情報・マーケット情報・投資テクニックなどいろいろあります。どの情報を集めるかを投資初心者が決めることは容易ではありません。そこで、次の媒体などで広い範囲で情報収集をすることから始めてみましょう。

①テレビ・新聞・ラジオ・雑誌

これらの媒体の特徴の一つは、公共性があり、何十年も昔から投資情報の発信をしていることです。その実績から、多くの投資家に支持されているものもあり、投資情報を発信するメディアとしての信憑性は高いと考えられます。また、広く情報をカバーしていることから、これらの媒体の発信に触れる中で自身では注目していなかった情報に触れることができ、新たな発見や興味が生まれることもあるでしょう。

テレビであれば、朝方に投資情報に特化した番組が情報を発信しています。また、新聞やラジオにも多くの投資家に支持されているものがあります。

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌の図

② 証券会社などが発行するレポート

証券会社によっては、無料で読めるレポートがいくつか公開されています。そうしたレポートには、市場の動向だけでなく、個別銘柄の紹介などがされているものもあります。多くのレポートはアナリストにより作成されているため、より専門的な情報を得ることがきます。

当社のホームページでは、こちらで読むことができます。注目していなかった情報に触れることができることに加えて、より深掘りした投資情報を得ることができます。

アイザワ証券のアナリストリポート

③投資情報サイト

投資情報サイトでは、様々な分野の識者が執筆した記事が読めることが特徴です。テレビや新聞などのような記事の連続性はあまりありませんが、特に投資初心者にとっては注目される投資テーマやプロの相場見通しなど、様々な情報に触れることが大切です。

また、これらに加えて、最近ではSNSによる投資情報の発信も増えてきました。こうしたSNS上の投資情報には真偽が定かではないものや、発信者の思惑が入り込んでいるものも少なくありません。気になる投稿などがあれば必ず他の媒体などを調べて裏を取るようにしましょう。

気になる投資情報を深掘りする

投資情報に触れたり、収集したりする中で気になる企業などが出てくることがあるかと思います。投資を検討している企業のホームページにある“株主・投資家情報”や“IR情報を見ると、その企業が発表した決算の内容や、事業の内容が分かりやすくまとめられている資料があります。

次のような情報を見ると、その企業に対する理解が深まり投資判断の助けになります。

①有価証券報告書

上場企業が、各事業年度(期末)終了後3か月以内に発表する決算情報です。対象の事業年度1年間であげた売上や利益、資産の状況などが分かるほか、事業や設備の状況までその内容は多岐にわたります。

②四半期報告書

3か月毎に開示される決算情報です。事業年度開始からその時点(3、6、9、12か月目)での売上や利益の状況が分かります。有価証券報告書が1年に1回発表され、その事業年度の結果が分かるのに対し、四半期報告書は3か月ごとであることから、企業が掲げた業績予想にどれくらい近づけているのか、業種特有の季節要因などを把握することができます。

③決算短信

事業年度および四半期の決算内容が定まった時に直ちに発表されるものです。速報性が求められているので、四半期報告書に比べて記載内容が限られていますが、決算短信が出て株価が変動することも多々あります。

3月決算の企業の場合、これらの発表スケジュールは下図のようになっています。

そのほかにも、企業のホームページにあるIR情報には、決算内容や事業内容、中期経営計画などを投資家向けに分かりやすく説明した資料もあります。深堀りすることでさらなる魅力に気付いたり、興味を惹かれたりすることも出てくるでしょう。

また、多くの企業情報を一度に収集したい場合に利用する、金融庁運営の「EDINET(エディネット)」や東京証券取引所運営の「適時開示情報閲覧サービス(TDnet」といった上場企業の有価証券報告書や四半期報告書、ニュースリリースが掲載されているサイトがあります。

これらのサイトの利点として、多くの企業の正しい情報がすぐに確認できるところにあります。しかし、情報量が多く取捨選択が難しいので、情報収集に慣れてから利用するのに向いています。

また、広く情報収集をする中で、個別企業より業種などに興味を持ち、投資信託による投資を検討することもあるかもしれません。そのような場合は、証券会社のホームページにある商品ページなどから意向に合う投資信託を探し、その投資信託の商品情報やマンスリーレポートを見てみると深堀りができます。当社の場合、こちらで投資信託の案内をしています。

商品情報には、投資信託の特徴などが分かりやすくまとめられているものや、動画で投資先の状況や市場動向を解説しているものがあります。マンスリーレポートには運用担当者の投資の考え方や、その投資信託がどの企業に投資をしているかなどが書いてあり、毎月更新されるので時系列に変化を追うこともできます。

今回は投資情報を集めるための方法や、企業が出しているIR情報の説明をしました。次回は、投資をするときにぜひ知っておきたいポートフォリオについて解説します。

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ライター

石神 満也

アイザワ証券 ファイナンシャルサポート部

石神 満也

2015年にアイザワ証券に入社後、地元である静岡支店に配属となり、個人のお客様を中心とした資産運用コンサルティングを行う。2020年に現マーケティング部、2022年にファイナンシャルサポート部に異動。いずれも若手社員の営業企画・支援に取り組む。

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