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20代~30代にオススメ!アジア株で資産形成

2022.05.31 (火)

20代~30代にオススメ!アジア株で資産形成

これまでの講義ではライフプランを踏まえた投資の目標設定や、目標を達成するために押さえておきたいポートフォリオの考え方、運用手法について学んできました。特に前回の講義では株式以外の投資商品が様々な種類があることを知り、自身に合った投資について考えられたのではないでしょうか。今回の講義では、20代30代の方に特に注目して欲しいアジア株について学んでいきましょう。

高い成長からハイリターンが期待できるアジア株

アジア各国・アジア株には先進国・先進国株にはない多くの魅力があります。

1.人口増加が高い経済成長に

3年生の講義「世界の株式市場にも魅力がいっぱい!」においても触れていますが、アジア株の魅力はなんといっても成長期待でしょう。アジアはまだまだ発展途上の国も多いため、経済成長の余地が先進国に比べて大きいということはみなさんも知るところかと思いますが、アジアには成長のエンジンとなる人口の増加という要素があります。人口が増えれば全体の個人消費が増え、企業業績の向上に寄与し、個人消費の拡大による企業業績の向上がGDPの向上に繋がります。これまで世界の株式はGDP(国内総生産)の拡大に伴って上昇してきたことから、アジア株へ投資することでアジアの経済成長の恩恵を受けられると考えます。

2.新興国ならではの配当も

アジア株においては大型銘柄が多くの配当を支払う傾向がありますが、ベトナムの場合、現金配当だけでなく「株式配当」という形で株主に株式を現物支給する銘柄もあります。現金配当だと受け取った配当金で同じ銘柄の買い増しをする場合にコストが掛かることがありますが、株式配当であればコストを掛けずにお気に入りの銘柄の株数を増やすことができます。その銘柄が値上がりをすれば買い付けた分と株式配当で受け取った分のダブルで恩恵を受け、大きな成果が期待できます。

3.アジアへの投資を加速する世界の大企業

アジアといえば、自動車部品やスマホ部品、洋服などを製造し供給するサプライチェーンというイメージが一般的ではないかと思いますが、実は現在、誰もが知っているような世界のIT企業を中心にアジアへの投資が盛り上がっています。アップルやインテルはベトナムに、グーグルを運営するアルファベットやフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームはインドの通信業者に、日本からはNTTがタイのデータセンターに、さらに、中国の大手IT企業が東南アジアへ投資・進出をするケースもあります。これらの背景として、これまで開発拠点を中国に依存してきたものを分散させる「チャイナプラスワン」と呼ばれる動きがありますが、アジア各国におけるIT投資への税制優遇などの政策や、英語人材が豊富な点も魅力的に映っているようです。

新興国ならではのリスクも

アジア株はハイリターンを期待できる反面、ハイリスクの懸念もあります。

1.政治リスク

アジアといっても国によっては社会情勢が安定していない場合もあります。そうした国々では、政変・デモ・テロ等が経済状況に大きな影響を及ぼすほか、選挙・政権交代等により経済政策自体が大きく変化することもあります。国の政治状況の変化によって経済成長が見込まれる国であっても、一時的に株価が大きく下落する場合もあります。その国の政治状況や経済状況をしっかり把握し見極めたうえで、投資判断することが重要になります。

2.為替リスク

新興国への投資では、先進国への投資以上に為替の変動リスクが伴います。基本的には通貨も株式同様、成長しているところに資金が集まりますが、社会基盤が未発達なことによる「1.政治リスク」が先進国より高いことや、金利の変動幅が大きいことにより、大きく通貨が下落する場合もあります。

3.流動性リスク

新興国市場は、米国等の先進国市場に比べ、各企業の時価総額や取引額が少ない傾向にあります。そのため、株価が急変することや、望んだタイミングや価格で売買できない場合もあります。

アジア株への投資には以上のようなリスクが伴いますが、これらのリスクをしっかり把握し、長期投資を前提に、時間を味方につけた投資が有効です。一時的な株価の上昇・下落に一喜一憂することなく、下落時には“安く買えるチャンス”と考え、国の成長プロセスに投資しましょう。

アジア株投資は長期・積立・分散ができる20~30代の資産形成におすすめ!

これまでの講義で説明したように、アジア株投資はハイリスク・ハイリターンのため、短期的な売買には大きなリスクが伴います。しかし、長期的に保有することで、経済成長の恩恵を受けられます。加えて、値段の幅が大きいことから、積立投資によるドルコスト平均法(「【初心者向け】つみたてNISAのやり方・始め方をわかりやすく解説!」参照)が効果的に活用できる投資先でもあります。

ドルコスト平均法の例

ドルコスト平均法を活用することで、値段が高い時には少ししか買わず、安い時にはたくさん買うことができ、アジア株のリスクを抑えられます。

さらに、複数の企業に投資をする分散投資(「大きく負けないために何に投資する?」参照)を組み合わせることでさらにリスクを抑えられます。

卵を一つのカゴに全部入れた場合と複数のカゴに分けた場合

つまりアジア株は長期・積立・分散を効果的に活用できる2030代の資産形成におすすめです!しかし、仕事・趣味そして家事育児と投資について考える時間や、投資をしたくても投資先を選ぶ時間がないという方も多いでしょう。そうした方でも、アジア株を組み入れた投資信託に積立投資することで、アジアの成長の恩恵を受けることはもちろん、毎月決まった日に一定額を機械的に購入することもできるので、投資タイミングに悩むことなく、効果的な資産形成をすることができます。

20~30代のうちからコツコツとアジア株に投資をし、将来の大きな成長を心待ちにしていただく長期投資がおすすめです。

現在アジア株を取り扱う証券会社は増えてきており、投資家の注目度が高いことが分かります。当社においても今回取り上げた中国、ベトナム、タイを含めてアジア12市場の株式を取り扱っていますので、情報収集の際などにご活用いただければ幸いです。

さて、今回は成長期待の大きいアジア株について、その魅力と長期・積立・分散投資によってリスクを抑えた資産形成について説明しました。次回の講義では、昨今大注目を集めている“つみたてNISA”について解説したいと思います。

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ライター

石神 満也

ファイナンシャルサポート部

石神 満也

2015年にアイザワ証券に入社後、地元である静岡支店に配属となり、個人のお客様を中心とした資産運用コンサルティングを行う。2020年より戦略企画部(営業企画部門)に異動し、若手社員の営業企画・支援に取り組む。

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