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フィリピン株

発見!フィリピン株 知る人ぞ知る投資方法

2023.08.10 (木)

アイザワ証券

アイザワ投資大学 編集チーム

発見!フィリピン株 知る人ぞ知る投資方法

フィリピンといえば、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか?常夏のリゾート、透き通った海、青い空、想像するだけで行ってみたい気持ちになりますね。そんなフィリピンですが、実は経済発展目覚ましい国の一つなのです。フィリピン企業に投資して、ゆくゆくはセブの高級リゾート旅行!なんてのも良いですね。今回はそんなフィリピン株の始め方、その隠された魅力について解説していきます。

成長が続くフィリピン経済

人口が1億人を超すフィリピン。マニラ首都圏は、人口が1,000万人を超えるアジア有数のメガシティとして知られています。そんなフィリピンの1人当たりGDPは、3,498米ドルです(2022年、世界銀行調べ)。一般的に3,000米ドルを超えると、消費市場が拡大すると言われています。日本も高度経済成長期だった1970年代にこの水準に達し、乗用車の普及が広がりました。現在日本は人口減少が続き、勢いに欠けます。一方でフィリピンは、2030年に日本の人口を抜くと言われており、今後一段と経済発展が進むと期待されています。フィリピンを代表する30銘柄で構成されるフィリピン総合指数は、ここ20年間でおよそ5.3倍に上昇しており、堅調な経済成長を反映しています。

フィリピン総合指数の推移

1億人を超える成長国

フィリピンの人口は、およそ1900万人。世界で12番目に多い人口を誇りますが、2050年には8位に浮上するとみられています。経済成長を促す人口の増加は、株価の中長期的な上昇に寄与すると期待されています。また以下の3つの強みが支援材料として挙げられます。1つ目が周辺の東南アジア諸国と比べて、平均年齢が25.3歳と若いこと。2つ目が歴史的背景から英語人材が豊富なこと。そして3つ目が英語を生かした外部委託業務に代表されるサービス産業が発達していることです。優秀なフィリピン人は海外に飛び出しており、人口の1割に匹敵する1,000万人が国外で働いていると言われています。

フィリピンの経済成長率

フィリピン国内の経済事情はどうでしょうか。フィリピンは世界的金融危機を経て、2012年から新型コロナが流行するまで8年連続で6%以上の高い成長率を達成してきました。2020年は、新型コロナの感染拡大と経済活動の制限措置が実施されたことから前年比マイナス9.5%に落ち込みました。しかし2021年に前年比プラス5.7%(ASEANでトップ)、2022年に前年比プラス7.6%(ASEAN2位)とV字回復を遂げました。フィリピン政府も2025年までに現在の下位中間所得国から上位中間所得国になることを目指しており、まだまだ目が離せません。

活気のある街並み

フィリピン株の魅力は初心者でも始めやすいところ!

このように成長中のフィリピンは、投資先として押さえておきたい国の1つです。外国株投資は、あなたの投資の幅を広げることにつながります。最近投資を始めた方も、現状のポートフォリオに物足りなさを感じているベテランの方もフィリピン株は有効な一手となるでしょう。では、数多ある外国株投資の中でもフィリピン株は一体何が有効なのか。次にこの点について掘り下げてみます。

フィリピン株の銘柄数は270社ほどでシンプル

フィリピン市場は、上場銘柄数が少ないものの、国を代表する名門企業(フィリピン財閥)が多いのが特徴です。そのため投資先を選びやすく、成長株を狙いたい投資初心者にもやさしいのです。代表的な銘柄には東南アジア最初の銀行であるアイランズ銀行や、世界的ビールメーカーのサンミゲル、東南アジアで根強い人気を誇るファストフード店を運営するジョリビーフードが挙げられます。主要30銘柄で構成されるフィリピン総合指数は、マーケットの方向性を示しており、日々チェックするといいでしょう。

フィリピン証券取引所について
代表的なフィリピン企業

為替は比較的良好

外国の株式に投資するため、為替の動向は気がかりです。通貨フィリピンペソは、新興国の中でも値動きが比較的安定しています。対円では円安等の影響でペソ高(円安)がここ5年ほど続いており、ペソから円への交換レートは比較的良好です。

フィリピン株を始める前に踏まえておきたいこと

日本株と比べて手数料が割高

フィリピン株への投資を始める前に注意していただきたい点をお伝えします。

まず1つ目が、委託手数料が高いこと。株式を買ったり、売ったりした時にかかる委託手数料は、日本株と比べると割高です。またフィリピンペソに通貨を交換する際に為替手数料がかかります。なお為替に関しては外貨保有ができるため、もしフィリピンペソを持っていれば為替手数料がかからず、買付することができます。

アイザワ証券 外国株式の委託手数料

よりイメージを持っていただくために、ここで具体例を挙げてみます。

2023年8月4日に飲食大手のジョリビーフードを買ってみるとします。

株数は1,000株、単価は256フィリピンペソで注文を出してみます。

アイザワ証券が提示している8月4日の為替レートは2.59円、為替スプレッドは0.07円ですので、買いの為替レートは2.66円となります。

上記の条件でアイザワ証券のインターネット取引を使って注文が約定した場合、取引の内訳は以下の通りです。まず国内約定代金が680,960円、委託手数料が税込み11,235円、為替手数料が17,920円かかります。お客様がお支払いいただく受渡金額は、以上の約定代金と委託手数料、為替手数料を合わせた710,115円となります。

取引銘柄が限定的

2つ目が上場銘柄数の少なさです。銘柄数が3,000社以上ある日本や米国市場に対して、フィリピン市場はおよそ270社と10分の1以下です。新たに上場する銘柄(IPO)も年間10社ほどと他の市場と比べて少ないのが特徴です。現在、アイザワ証券のフィリピン株の取り扱い銘柄数は80銘柄前後で、流動性の高い大型株を中心とした構成となっています。

フィリピン株を買ってみよう

実際にフィリピン株を買うには、フィリピン株を扱う証券会社で口座を開設する必要があります。フィリピン現地の証券会社で口座を開くか、日本国内でフィリピン株を取り扱っている証券会社で口座を開きます。アイザワ証券は、国内でフィリピン株を取り扱う数少ない証券会社です。

口座開設ができたら、次は買いたい銘柄を決めましょう。株式投資には値上がり値下がりが付き物ですが、一喜一憂しては疲れてしまいます。どっしりと構えて、中長期投資でフィリピンの成長を見届けましょう。また、フィリピン株の売買には各種手数料(委託手数料、為替手数料)がかかります。事前に担当者へ聞いておくことをおすすめします。

フィリピン株はアイザワ証券がおすすめ!

アイザワ証券では海外の証券会社と協力し、アジア12市場で独自の発注システムを構築しています。当社のお客様はフィリピン株を含むアジア12市場にて国内株感覚でリアルタイム取引を行うことができます。

また、アイザワ証券は外国株NISAに力を入れています。アイザワ証券でNISA口座を開設していれば、非課税枠によるフィリピン株の買い付けが可能となります。新興国市場には魅力的な値上がり期待の成長株、好配当株が数多くあり、NISAの非課税効果との相性はいいです。さらにアイザワ証券は四半世紀近くアジア株を取り扱ってきました。アイザワ証券の公式ホームページや当サイト「アイザワ投資大学」等で最新の投資情報を発信しています。TwitterLINEアカウントでも情報発信をしており、気軽にアジアの投資情報に触れることができます。

フィリピンの株式市場について

まとめ

いかがでしたでしょうか。フィリピンは1億人を超える人口を有し、新型コロナ後も高い経済成長率を維持するアジア随一の成長国です。アイザワ証券は、フィリピン株を個別株で買える数少ない国内の証券会社です。随時個別株情報も発信しており、今年8月からオープンした「アイザワ証券 投資情報サイト」では銘柄情報にいち早くアクセスすることができます。

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