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高校生ティーチャー 御殿場南高等学校

2025.01.02 (木)

アイザワ証券

CRM部 ソリューション課

高校生ティーチャー 御殿場南高等学校

高校生ティーチャーによる金融教育

アイザワ証券では、生活するすべての方々の金融リテラシーの向上に資する取組みを行っています。

今回は、2024123日静岡県の裾野市立西中学校にて高校生ティーチャーによる金融授業を実施しました。
文字通り、先生役は高校生です。実施した高校生は静岡県立御殿場南高等学校の生徒で、将来教育にかかわる仕事がしたいと思っている生徒がグループを作り、その夢をかなえるための第一歩が今回の授業を通じて実現しました。
高校生ティーチャーとなるため、当社金融リテラシー教育サポート室スタッフから授業の進め方や授業で注意すべき事項など事前にレクチャーを受講。ウェブによる授業でしたが、どうやったら中学生にうまく説明できるのか、どうやって進めたらいいのか、時間配分はどうするのかなど、普段先生が準備すべきことを考えてもらいました。当社スタッフが圧倒されるほど、熱心にレクチャーを受け、それから本番当日まで各グループで何回も練習を重ねました。

授業当日の朝、裾野市立西中学校に集合した御殿場南高等学校の生徒たちは、緊張の面持ち。控室では、緊張をほぐそうと裾野市立西中学校の校長先生より激励の挨拶をいただき、担当の先生方からは各クラスの生徒たちについて教えていただきました。当然ですが、元気なクラスもあれば、大人しいクラスもあります。そんなクラスの特徴も踏まえながら、みんなに楽しんでもらえる授業をしなくてはなりません。

マネーすごろく

本番は高校生ティーチャーが2グルーブに分かれて中学3年生の全5クラスを対象に、クラスごとに授業を行いました。授業の前半では自分の夢や目標を考え、どのようなものでもその実現や職業に就くためにはお金がかかることを説明しました。しかし、お金を今から増やすことや計画立てて備えることは中学生にとってあまり身近なことではありません。そのため後半ではまず自分に入ってくるお金と出ていくお金の管理(家計管理)の必要性を理解してもらうために、マネーすごろくを実施しました。
マネーすごろくは、昨年御殿場南高等学校の生徒が当社の金融授業を経験したうえで作成した金融授業のコンテンツです。御殿場の地域イベントである“ごてんばの日”には巨大なすごろくとして披露しました。各地の授業ではこれをテーブルサイズに作り直し使用しています。


キャッシュレス決済の浸透で、子どもたち自身が現金を取り扱う機会は少なくなってきています。お金というものが紙や画面に表示された数字でしかなくなってきていることから、実際にすごろく用紙幣で金銭のやり取りをすることにより、すごろくを通じてお金の大切さを学ぶことができます。
マネーすごろくのマス目には、「消しゴムを買った」や「アルバイトをした」、「NISAで株式投資をした」などのイベントがあり、イベントごとにお金が増減します。お金の増減を収支表(いわゆるお小遣い帳)に記録していくことで、お金の実際の動きを体験し、これから子供たちが身に着けていくべき金融リテラシーのうち、収支表を正確に記録する家計管理の基礎となる部分を学ぶことができます。

また、マネークイズのマスでは高校生ティーチャーからお金にまつわるクイズが出題され、「新一万円札には誰が描かれているか?」という簡単な問題から、「お賽銭を一番払う県は?」など、大人でも難しい問題が出題されました。

普段ゲームなどのデジタル機器で遊んでいる生徒たちは、アナログのすごろくに興味深々な様子。夢中でサイコロをふり、コマを進め、クイズに一喜一憂していました。すごろくには当社三島支店のスタッフも参加し、マネーすごろくの出題者として高校生ティーチャーが行う授業のサポートをしました。参加したスタッフからは、あまりの生徒たちの盛り上がりに圧倒され、隣の教室の授業の邪魔をしてしまわないかと心配になったと感想が出るくらいでした。

最後に

外部から講師がやってきて授業をするスタイルは全国の教育現場で既に当たり前のように取り入れられていますが、その外部講師が高校生というのはあまり事例がないのではないでしょうか?アイザワ証券では地域の金融リテラシー教育の向上のため、様々な地域、学校、職域などで金融セミナーや講義の提供を行っています。そのような中で、こちらが伝えたお金に関する知識を自分たちで理解し、それをアウトプットさせることでより知識が高まると考えています。今回の取り組みも、参加者すべてが、自らの金融リテラシーを高める取り組みになりましたが、特に教師役の高校生にとっては、将来のキャリア形成、金融知識の向上や興味関心に役立ったと思っています。

アイザワ証券は、地域の金融教育を世代間で行っていく取り組みを行っています。

(執筆:アイザワ証券 CRM部ソリューション課 後藤文恵)

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