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ハノイから列車で1時間45分/ナムディン省日帰り列車旅(後編)

2021.10.10 (日)

ベトナム

週刊ベッター

ハノイから列車で1時間45分/ナムディン省日帰り列車旅(後編)

『教会の街ナムディン』大人の社会科見学!

欧州の歴史ある教会に来た錯覚を起こす!?

ナムディン省はベトナム北部のデルタ地帯に位置し、この辺りで生産される穀物の集散地であり、水上の物流の重要な拠点として盛えました。また、かつてモンゴルを撃退した英雄チャン・フン・ダオの故郷でもあるようです。

省都ナムディン市の総人口は約200万人で42万人がキリスト教徒。約5人に一人の割合で全体の21・5%を占めることになります。ちなみにベトナム全体でキリスト教徒が10%であることを思えばナムディンにクリスチャンが多いことがわかりますね。

40分ほど走ってようやく寺院に到着しました。

Chùa Cổ Lễ[コーレー寺院]

住所/TT. Cổ Lễ, Trực Ninh, Nam Định
古代建築の最初の寺院は崩壊し1902年に再建。その後も何度か修復されています。ランドマークの仏塔『Cuu Pham Lien Hoa(ロータスフラワータワー)』は1927年建立。伝統的なベトナム建築とヨーロッパのゴシック様式を統合して建てられた。高さは32mで、巨大な亀が塔の土台。また隣接する湖には重さ9,000kgの鐘(Dai Hong Chung)が沈められています。ベトナム最大級の鐘で、作った当時(1936年)は戦時中だったため湖に沈められたらしい。ちなみに鳴らされたことは一度もない。

Phở Gia Truyen Xuan

お寺の近く、美味しい家族経営食堂

炒めたフォー『Pho Xao 』は3万ドン。汁麺のフォーも同じ価格。幹線道路沿いの小さな家族経営食堂が、なんとも美味だった。父親から息子だけに受け継がれた秘伝のレシピがあるらしい。手際よく中華鍋をふる息子さんに料理人のプライドを感じた。
住所/48 QL 21A, Nam Mỹ, Nam Trực, TP. Nam Định

ここからまた海に向かって走りつづけること30分。目的の教会に到着。

Bùi Chu 教会[ブイチュー教会]
住所/ Phố Bùi Chu, Xuân Ngọc, Xuân Trường, Nam Định
1884年にフランスの支配下で建てられたローマカトリック教会。長さ78m・幅22m・高さ15m。130年以上経った現在も荘厳にして重厚な佇まいを保ち、圧倒的な存在感を放っている。毎年8月8日に教区司教の饗宴が開催され、ミサには多くの教会員が訪れる。

次に向かったのは海辺に建つ朽ち果てた教会。

このあとナムディン駅に戻り、列車に乗ってハノイへ帰京しました。帰りの列車の食堂車では、爆音でディスコミュージック(乗務員の趣味)が流され、乗務員が一杯やり始めるというカオス…。

最後までベトナム列車旅を満喫(?)できました。

※記事提供:ベトナムビジネス情報ニュースサイト:VIETEXPERT(https://vetterbusiness.com/

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ベトナムメディア事業を手掛ける、Sunrise Advertising Solutions(ホーチミン市)が運営する、ベトナムビジネス&生活情報ウェブサイトです。2010年創刊の無料週刊誌『週刊ベッター』は、現地で最も読まれている日本語紙媒体として定評があり、毎週5,000部を発行。ハノイ、ホーチミン市の日系企業や主要施設、レストランなどに設置され、現地在住の日本人の方々に広く親しまれています。

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