
以心伝心 「 AIエージェント」の時代がやってきた!
2025.05.26 (月)




「 AIエージェント」の時代がやってきた!

東京ビッグサイトが会場
NexTech(Week(2025春のイベントとして、日本最大級のAI技術専門展示会である「AI・人工知能EXPO」が4月15~17日に東京ビッグサイトで開催された。昨年は来場者数が約2万8700人、出展者数が321社であったが、今回は生成AI市場の拡大を追い風に、それ以上に盛大であっただろう。EXPOでは様々な企業が開発中を含めた自社サービスの展示、紹介をおこない、業界動向のセミナーも開催される。今回はAI・人工知能EXPOから、ホットな話題を提供したい。
AI開発の状況

各企業のAIサービスの開発競争が熱い
今回、春EXPOに参加しての第一印象は、実用的でクリエイティブな「あったらいいな」と思うサービスが増えていたことである。従来はチャットボット、自動応答システムなど似たサービスが目立ったのとは段違いであった。会場全体に大きな変化を感じた背景には、生成AIの台頭が挙げられる。生成AIの出現によりAIは新たな発展ステージに入ったといえ、従来は10年必要だった進化が23年で達成される印象である。
AIエージェントの台頭

業界関係者からのホットな話題満載
AIの進化で一際の注目を集めたのがAIエージェントだ。AIエージェントとは何か。従来のAIサービスはチャットボットのように質問者の質問に答える機能だったものに対し、AIエージェントでは一歩進んで自ら提案する自立型のサービスが可能となる。
例えば、銀行のコールセンターに問い合わせした際、「音声案内に従って番号押してください」といった具合で案内されるケースがほとんど、この音声案内に良いイメージを持つ人は少ないだろう。AIエージェントならば、コールセンターに電話した際の第一声は「今回の要件は何ですか」となる。そして、AI自らが顧客の要求を判断して対応するなど、従来よりも一歩進んだより人に近いサービスとなる。これは簡単なAIエージェントの一例だが、AIエージェントの 到来は、新たなAI時代の幕開けといえよう。
※「以新伝心」は、新しい出来事に着目し、心に伝えることをコンセプトにしたコラムです。投資の推奨を目的としたものではありません。
※写真はすべて筆者が撮影したものです。
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。