億万長者ランキングで、ビングループのブオン会長の順位に変動

自動車メーカー、ビンファストが8月15日付で米国ナスダック市場に上場して以降、ベトナムで最も裕福な人として知られる同社のファム・ニャット・ブオン会長の資産にも絶えず変動があった。8月17日時点で、ブオン会長は世界で32番目に裕福な億万長者としてランクインしていた。

上場初日、ビンファストオート(VFS)株は活発な取引が行われ、取引終了時には1株37.06ドルまで上昇。時価総額は850億ドルと、予想評価額をはるかに上回った。この額は東南アジアでも最も裕福な人として知られる、Tiktokの運営会社バイトダンス(ByteDance)の創設者、張一鳴(チャン・イーミン)氏の資産にほぼ匹敵する額だ。しかしその後3日間連続でVFS株価は大幅に急落し、ブオン会長の資産は235億ドル減少の211億ドルとなり、世界77位、アジアでは3人のインドネシア人億万長者に次いで4位へと転落した(8月21日時点)。

近い将来、新株予約権証券を含む数百万株の新たな株式が発行される可能性があり、市場におけるVFSの供給量が増加することが知られている。これにより浮動株が増えることが見込まれるが、ブオン氏の資産と世界におけるランキングの地位はしばらく不安定な状態が続きそうだ。

現在のランキングはブオン氏の過去最高位ではないが、フォーブス誌の2023年のランキングでは資産43億ドル、636位にランクされていたことと比較すると、ベトナムの億万長者として大きな飛躍を遂げている。

※記事提供：ベトナムビジネス情報ニュースサイト：VIETEXPERT（https://vietexpert.jp）
※本記事は提供先のニュースサイトより原文のまま掲載しています。

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