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アジア株週間トピックス 2022年8月8日号

2022.08.08 (月)

アイザワ証券 投資顧問部

明松 真一郎

アジア株週間トピックス 2022年8月8日号

インドネシアの7月CPIは前年同月比+4.94%に

インドネシアの7月CPIは約7年ぶりの高水準に

インドネシア中央統計局が8月1日に、インドネシアの7月のCPIを発表しました。前年同月比+4.94%と、上昇率は2015年10月以来約7年ぶりの高水準となっています。価格変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率も前月から加速して、専門家も警戒を強めています。これまで、インドネシアの物価は低水準に抑えられていましたが、関係者は警戒を強めています。

4~6月期GDPは+5.44%に

また、8月5日には4~6月期の実質GDP 成長率が発表されました。結果は前年同期比+5.44%と、前回1~3月期に次いで、5%台を維持しました。今後8月23日には政策金利委員会が予定されています。今回の委員会では、いよいよ政策金利引き上げが決定されることとなりそうです。

多くのインドネシア企業が2022年4~6月期(1~6月期)決算を発表

インドネシアでは 比較的好決算が目立つ

直近、多くのインドネシアの企業が2022年4~6 月期(1~6月期)決算を発表していますが、比較的好決算が目立っている印象です。インドネシアでは直近物価高が顕著になっているなか、史上最低金利の水準で据え置かれており、低金利や資源高が企業業績の後押しになっているといえます。今後、政策金利の引き上げが予想される中でも好業績を維持できるか、各企業の対応が注目されます。

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ライター

明松 真一郎

アイザワ証券 投資顧問部

明松 真一郎

1990年平岡証券(現アイザワ証券)に入社。加古川支店でのリテール営業を務めた後、ディーリング部、営業本部、生駒支店でのバックアップ部門などを経験。2005年に証券アナリスト資格取得したことを機に、市場情報部(当時投資リサーチセンター)に異動。アセアン株を中心としたアジア株の調査、分析を行う。その経験を経て、現在は投資顧問部に所属。

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