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ベトナム最新情報 【VN時事ネタ】ベトナムの7不思議!?ブンタウ沖の海底光ファイバーケーブル年間10回も断線するのはなぜ?

2021.12.29 (水)

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ベトナム最新情報 【VN時事ネタ】ベトナムの7不思議!?ブンタウ沖の海底光ファイバーケーブル年間10回も断線するのはなぜ?

【VN時事ネタ】ベトナムの7不思議!?ブンタウ沖の海底光ファイバーケーブル年間10回も断線するのはなぜ?

情報通信省がベトナムのインターネットアクセスの速度と品質に関するデータを公表。データによるとベトナムの海底に敷設されている光ファイバーケーブルは、年間10回断線しており、その度に通信量の4分の1が影響を受けている。復旧にかかる期間は毎回約1ヶ月程度でその間は通信障害が続く。実際2021年には複数のケーブルルートで問題が発生しユーザーに影響を及ぼした。

ベトナムが所有する光ファイバーケーブルは、世界的に見ても同地域の他国と比較しても、その数が圧倒的に少ない。Viettel社によると、人口9,700万人を超えるベトナムには、6,800万人以上のインターネットユーザーがいるが、海底ケーブルルートは7つしかなく、1つのルート当たり平均1,400万のユーザーを支えている計算になる。対して人口約585万人のシンガポールは30、人口約3230万人のマレーシアは22、人口約6980万人のタイは10のルートを保有している。

人口に対し十分なケーブル数が確保できていないことに加え、ベトナムのインターネット回線が常に不安定なもう一つの原因として、ケーブルの老朽化が挙げられる。ベトナムが所有する7つの光ファイバー回線のうち3つはすでに10年以上稼働している。ユーザーのニーズを満たすためベトナムのインターネットインフラは今後改善の必要があると専門家は言う。

度重なる断線、最大1ヶ月程度続く通信障害、利用が集中する時間帯のインターネット速度の低下など課題は多いが、安価でアクセス可能な範囲が広いベトナムのインターネット。他国と比較し、価格に対する供給度に及第点を与え、現状を容認するのが多数派のようだ。

※記事提供:ベトナムビジネス情報ニュースサイト:VIETEXPERT
https://vetterbusiness.com/

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ベトナムでウェブメディア事業を手掛ける、Sunrise Advertising Solutions(ホーチミン市)によるベトナムビジネス情報サイト。姉妹紙に『週刊ベッター』などがある。なお、『週刊ベッター』は2010年創刊の無料週刊誌で、現地で最も認知度の高い日本語紙媒体である。発行部数は1万部で、ハノイ、ホーチミン市を中心に主要施設やレストラン等に設置されている。

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