インドネシア最新情報 スマトラ災害復興に50~70兆ルピア、BCAエコノミスト試算
2025.12.30 (火)
スマトラ災害復興に50~70兆ルピア、BCAエコノミスト試算
バンクセントラルアジア(BCA)チーフエコノミスト、デイビッド・スムアル氏は2025年12月15日、スマトラ島で発生した災害の復興費用が50兆~70兆ルピア(約5000億~7000億円)に達するとの見通しを示した。豪雨が続く被災地の物流問題が経済成長をさらに鈍化させる可能性があると警鐘を鳴らす。
スムアル氏によると、被災地はアチェ、西スマトラ、北スマトラの3州に及び、現在も続く豪雨が物流網の寸断を長期化させ、生産活動の回復を妨げている。中央統計局(BPS)のデータでは、2025年第3四半期のスマトラ島全体の経済成長率は4.9%だったが、被災地の西スマトラは3.4%、アチェは4.5%、北スマトラは4.6%と伸びは低かった。
BCA経済調査チームの試算では、災害による消費支出の減少が、2025年第4四半期の全国名目国内総生産(GDP)を0.31%(約18.58兆ルピア)押し下げる可能性があると指摘。政府による復興事業が2026年第2四半期以降の経済を押し上げると期待されるが、それまでは低成長が続く見通しだ。
※記事提供:インドネシアビジネス情報ニュースサイト:PAGiPAGiPOST(https://news.lifenesia.com)
※本記事は提供先のニュースサイトより原文のまま掲載しています
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。


