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ベトナム現地情報2023年5月号より 街角 銘柄散策

2023.05.24 (水)

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地情報2023年5月号より 街角 銘柄散策

街角 銘柄散策

ハノイから1,200㎞ちょっと足を延ばしてベトナム南部を訪れました。今回は南部で見つけた銘柄や企業を紹介していきます。

カントー市・キエンザン省とは

メコンデルタ地域の地図

ベトナムは主に8つのエリアに分けることができますが、今回筆者が訪れたカントー市・キエンザン省はその中でも南端のメコンデルタ地域に属します。メコンデルタ地域はメコン川がもたらす肥沃な土壌に支えられ、農業および水産業が盛んです。特にコメの生産は全国トップクラスで、国内生産量の50%以上を占めています。

運河に囲まれたカントー市はメコンデルタ地域の最大都市であり、中央政府の直轄市の1つです。キエンザン省は隣国カンボジアと国境を接しており、国内有数のリゾート地であるフーコック島があることで有名です。またメコンデルタ地域にはカンボジア系のクメール族や中国系のホア族(華人)が多く住んでおり、ベトナムが多民族国家であることが再認識させられます。

歩く、そして現地を知る(カントー市)

運河に囲まれた大都市、カントー市です。市内中心部を流れるハウザン川(別名:ハウ川)はベトナム国内最大の製薬会社「DHG製薬(ハウザン製薬)」の名前にもなっているメコン川最大の支流です。

また水上マーケットが有名で多くの観光客が訪れます。ハウザン川には日本の政府開発援助を使って建設された東南アジア最大の斜張橋であるカントー橋が架かっており、ベトナム南部の物流の要衝を支えています。

カントー市はメコンデルタ地域最大の都市であり、近代的な施設や商業施設が多々あります(上の写真はシェラトンホテルが併設したビンコムプラザ)。

中国系のホア族が住んでいるので漢字の看板を目にすることもあります。

歩く、そして現地を知る(キエンザン省・フーコック島)

【左 ①】フーコック島行きの便は満席で、運賃は通常時の2倍以上になっていました。

【右 ②】フーコック島は世界中から観光客が訪れます。島内にはビングループ(VIC)、サングループなどの国内大手レジャーが手掛けるレジャー施設が多数あり、看板には英語はもちろん、中国語、韓国語、ロシア語などの文字も躍っています。

【左 ③】フーコック島はカンボジアの沖合10kmに位置しており、カンボジアビールも買うことができます。

【右 ④】ベトナムの胡椒生産量・輸出量は世界首位で、その中でもフーコック産は名高いです。

【左 ⑤】キエンロン銀行(KLB / UPCoM)はキエンザン省を代表する商業銀行です。

【右 ⑥】島北部にはビングループのレジャー施設が集まっており、ビングループのEVバス(VinBus)が運行しています。

【左 ⑦】フーコック島内では、ビングループ、サングループ、CEOグループ、TTCグループといった大手不動産開発業者がリゾート開発を進めています。

【右 ⑧】SUPERDONG FAST FERRY KIEN GIAN(SKG:スーパードン・キエンザン高速フェリー)は連休のため客足は上々となっていました。

【左 ⑨】カンボジアとの国境の街、ハテェンの様子です。

【右 ⑩】寺の境内で薬草が干されており、街にはホア人(中国人系)の薬局も見かけました。

【左 ⑪】キエンザン建設投資コンサルティンググループ(CKG:CICグループ)はキエンザン省の省都・ラックザーに拠点を置いています。

【右 ⑫】町の外れでは住宅地の建設が進んでいます。

【左 ⑬】連休真っただ中のフェリーターミナルは人で溢れかえっていました。

【右 ⑭】ラックザーのビンコムプラザは、日本でいうところの地方のイオンやジャスコのような立ち位置で、家族連れや若い人で繁盛していました。南部は非常に暑いので、涼しい館内はありがたいところです。

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ライター

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

アイザワ証券グループは、ベトナムの証券会社「Japan Securities Co., Ltd.(ジャパン・セキュリティーズ・インコーポレイテッド)」を2018年に子会社化。ベトナムの経済成長や、株式取引における規制緩和などを背景に、ベトナム株式投資に対する関心が高まっており、情報提供の強化や利便性の向上を図っている。

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